母親のことを書くと喜んでくれる人達がいるので、定期的に書きたいと思います。今日は聴き間違いの話です。
子供の頃、ガムか何かのおまけで以下のような笑い話が載っていました。
お爺さん:今何時かのぉ~?
孫:もう6時だよ
お爺ちゃん:誰がモウロク爺じゃ!
年を取ると聞き間違いが増えるようで私の母親もいま聞き間違いがマイブームになっているようです。
「今日くれた」を「豆腐くれた」と聞き間違えたり、
「白菜」を「パスタ」と聞き間違えたり、
「ゴミ箱」を「こんにゃく」と聞き間違えたり。。。
まぁ、似てると言えば似てはいますが、話の文脈と言う物もある訳で、なんで「ゴミ箱」を「こんにゃく」と聞き違えるかなぁ?などと思ってしまいます。
私の叔母は「サラダ」の事をずっと「サナダ」と言っていて、よく「サナダは体にええきんようけ食べーよ」と言って出してくれました(私は高校時代この叔母の家に下宿していた)。その度にサナダムシを思い出してしまい、いつも複雑な気持ちでサナダを食べていました。
私の母もカタカナ英語は苦手のようです。以前、一人住まいしていた時に、話し相手になればと思い、グーグルホームを設定したことがあります。話しかけるとAI(人工知能)が相手をしてくれる奴です。ただし最初に「OK、グーグル」と言う必要があります。
しかし母は「グーグル」と言えません。「グールグル」と言います。何度教えてもグールグルと言います。
そこで分解して覚えさせようと私の真似をさせます。
・私が「グー!」と言います。母が「グー!」と答えます。
・次に「グル!」と言います。母も「グル!」と答えます。
・最後に「グーグル!」と言います。すると「グールグル!」に戻ります。
と言うことで未だに「グーグル」と言えない母ですが、凄いことにグーグルホームは「OK、グールグル」と問いかけてもちゃんと働いてくれます。
「ゴミ箱」を「こんにゃく」を聞き違えて混乱している母とは大違いです。
グーグルAIは遠の昔に母親の知能を越えているようです。
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