祖谷の朝

祖谷の風景/日の出 祖谷の生活

2年前に祖谷に戻って、最初にやった一つが車庫上の活用です。コンクリート打ちっ放しでしたが人工芝を張りました。

ここは祖谷。 周りは自然のみ。 そんな中でのくつろぎのスペース。 大正解でした。

まずは朝。祖谷の日の出は遅いです。9月現在でだいたい7時過ぎです。
※私の家からの話です。祖谷は場所によって日の出の時間が大きく異なります。

日の出が遅いのは山が近くまで迫っているからです。太陽が山のこっち側まで来てくれないと日が照りません。でも山の裏側には既に存在しています。なので日の出前でも結構明るいです。

その、太陽が顔を出すまでの空白の時間(と言っても1時間以上ある)、私は淹れたてのコーヒーと新聞を持って車庫上に上がります。そして人工芝の上にあぐらをかいてコーヒー片手に新聞を楽しみます。

至福の時間です。 聞こえるのは川の音と鳥の鳴き声だけ。 気温が低い祖谷では真夏でもこの時間帯はすがすがしい。

周囲の山には霧がかかります。朝霧です。毎朝必ずかかります。まだ薄暗い山をバックにゆっくりと立ち昇る霧。 大変幻想的です。

そしてその上には青い空。 山のすぐ裏まで来ている太陽が向こう側から雲を照らします。 輝く雲。 見たことがないような光沢を放ちます。 少し赤みがかったグラデーションを見せてくれる時もあります。 バックに青い空を従え、「主役は俺だ!」と言わんばかりに輝きます(この雲は男性?)。

しかも。 雲は流れます。 刻々と姿を変えます。 朝霧も同様です。 太陽も動きます。 山や空を背景とした霧と雲のコントラスト美は時間と共に刻々と変化します。 自然が作りだした映像美が次から次へと繰り広げられます。 見飽きません。

いかん、いかん。 太陽が出るまでに新聞読まないと。 さすがの祖谷も直射日光は暑いです。

そして何とか日の出までに新聞を読み終えた私は「やれやれ」という感じで人工芝に寝そべります。すると再び視界に飛び込む青い空。

「おぉ~」と思います。いつのまにかこんな空になっている。 先ほどの沸き立つような感動とは違い、今度はスカっとする爽やかな感じが胸に広がります。

祖谷の観光/祖谷の風景

そしてとうとう日の出(冒頭の写真)。 これはこれで感動的です。 ここは祖谷。 わざわざ山に登らなくても毎朝こんな光景が拝めます。 

太陽の動きは意外と早いです。 見る見る上って行く太陽に見とれていると、ついに私にも光が届き始めます。

額が暑い! 突然現実の世界に引き戻される私。 そそくさと新聞とコーヒーカップを手に家に戻ります。

祖谷に戻って2年。毎朝、このような時間を過ごしています。至福の時間です。

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