2年前、故郷に帰って最初にやった仕事はラフティングでした。
ラフティングは私が子供の頃には無かったため、一体どのようなものか? まずは理解したい、というのが理由でした。
当然リバーガイドなどできるわけがなく、やっていたのは陸上サポートでした。 が、勉強のためにラフティングも体験させてくれました。
そして、イメージしていたものとはまったく違っていたことを知りました。
正直なところ乗る前は少し億劫でした。水に入るのが楽しみで仕方がない年齢でもないし、ボートを漕ぐのも(昔公園でボートを漕いだ時の経験からすると)それほど楽しくてたまらないという感じでもないし。。。
しかし乗ってみるとこれは自然相手のジェットコースター。その概要はこちらで紹介した通りです。
それ以来「ラフティングが初めて」と言うお客様には「ラフティングって想像とは全然違いますから楽しみにしていてくださいね」と言うようにしていました。すると今度はお客様が帰り際に必ずおっしゃっいました。「ほんと、想像とは全然違ってました」。
そのことは陸上サポートをやっていてもよくわかりました。
主な仕事は写真撮影でした。森囲い、鮎戸、大滝。。。 色々なタイプの瀬があり、そういう写真スポットに先回りして写真に収めるのが仕事でした(ボートより先に到着してなければならないのでこれはこれで大変でした)。
波荒い急流を下るので、お客様はワーワーキャーキャー。 怖がっているのかと思いきや、フレーム越しに覗くその顔はどれも満面の笑み。 目はキリっと前方を見据え、何やらこれ以上ない宝物を見つけ、喜々として喜び勇んでいるいたずらっ子の集団のようでした。
瀬を流れるので、当然ながら水しぶきもたくさん上がる訳で、はじける水と笑顔がラフトボートの鮮明な色彩とこれ以上ないような調和を生み出し、私のような写真初心者でもよい写真がたくさん撮れました。
加えて写真の背景は大歩危・小歩危。国定公園であり、国の天然記念物であり名勝にも指定されています。誰が撮ってもよい絵が撮れます。
そんなラフティング。盆も過ぎ、もう遅いかと思いきや、そんなことはありません。9月が一番のお奨めです。
理由は3つ。
①お客様が少なくなるので自分たちの時間をゆっくりと楽しめます。
②水量もまだ十分あり迫力ある渓流くだりが楽しめます(水量が少なくなると迫力が落ちる)。
③そして9月ならまだ水が暖かいです。
9月のラフティング。大歩危・小歩危に観光に来られた際は是非お楽しみください。
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