先週に引き続きイベントのお話を書きます。祖谷は結構クオリティの高いイベントが多いんです。
大井貴司さんと言うジャズプレイヤーをご存じですか?
日本最高(とWikiに書いています)のヴィブラフォン奏者です。 そのヴィブラフォン奏者が仲間を連れて祖谷まで来てくれます。 毎年です。 びっくりです。
祖谷在住のTさんと意気投合したのがきっかけとか。 何に意気投合したか? それは存じ上げません。 とにかく、それ以来、1991年を皮切りにほぼ毎年祖谷まで足を運んでくれます。
それが今年で31回目。 35年間で4回しかお休みされていません。 昨年お体を壊されたのと、コロナが蔓延した3年間の計4回だけ。 31回というのは実質的には皆勤ですね。 おったまげです。

(武家屋敷 喜多家住宅)
場所は武家屋敷 喜多家住宅。 祖谷の伝統的なお屋敷とジャズ。 実におしゃれな組み合わせです。
武家屋敷は天井が高く、音もよく響くとか。 演奏音が直接届く”直接音”と、天井に反射してから届く”間接音”が程よく交わって、私たちの鼓膜を心地よく振動させてくれます。
しかも客席はステージのすぐ前(冒頭の写真参照)。 大変な迫力、大変な臨場感です。 軽快なジャズのリズムが私たちの身体を揺さぶり、体内の血や肉までをも沸き立たせます。 最高です!
まだあります。
大井さん達はお昼に地元小中学校を訪問し、子供たちと一緒に演奏会もされています。
秘境に住む子供達が、本物中の本物の音楽と生で触れ合える! 奇跡的な出来事です。 これ以上の贅沢もありません。
それは子供達にも伝わっていて、本番では遠方より卒業生が花束抱えて駆け付けたりします。
親し気に、また懐かし気に大井さんと旧交を深めるその光景は、なかなかの感動もので、私などは遠目に見てるだけで目がウルウルしてきます。

特に派手にPRされる訳でもなく、知る人ぞ知る、あるいは祖谷を魅力に想う人達が集まって行われる年1回のこのイベント。
このブログをご愛読いただいている皆さんであれば参加資格は十分と思います。
祖谷の秋の夜長、武家屋敷の幻想に包まれながらトッププロのジャズの音色を楽しみたいと言う方、是非お申込みください。
本番は10月4日(土)18時、詳細は左ポスターの通りです。
実際のコンサートの様子はこちらからもご覧いただけます。
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