写真は阿佐家に降りていく途中の眺望です。正面は京柱峠。徳島県と高知県の境界となる峠です。
目を凝らしてみると、鉄塔があり、その左に括れが見えます。そこが峠道です。

渓谷ばかりの祖谷。その山の中を分け入ったところにある平家屋敷。こんな視界の開けた場所があるなど想像もできなかったのではないかと思います。
遠く高知との県境まで見渡せるこの場所。いつもここを通る度に「よくぞこんなところを見つけたものだ」と感動してしまいます。
皆さんも、祖谷に観光で来られ、阿佐家お屋敷に向かわれる際は、是非この場所で立ち止まり、正面に開ける景色をご覧ください。「よし、ここにしよう!」。平国盛のそんな声が聞こえて来る感じがします(私の場合)。
※平国盛とは祖谷に落ち延びてきた平家の大将です。
と言うことで、ここは土佐の国境に近い阿波の地。阿波の「阿」と、土佐の「佐」を取って「阿佐」と名乗ることになったそうです。
最初は平(たいら)を名乗っていたそうですが、4代目の家盛と言う人がそのように変更したと森本徳著「祖谷の語り部」(祖谷観光開発有限会社発行)p83に書かれています。
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