以前”対向車に注意して走ってはいけない???”で紛らわしい祖谷の看板について書きました。
祖谷には他にもおもしろ看板が色々あります。本日はその紹介をしてみます。

まずは上の写真です。祖谷では大変よく見かけます。
落石注意!? 落ちてくる石にどうやって注意するの? と思いませんか?
実はこれ、”落ちてくる石に注意” ではないんです。
”落ちている石に注意” という意味らしいです。 私も最近知りました。

次はこれです。笑えませんか?
でも笑ってはいけません。 切実な問題です。 皆さんのために拡張工事をしています。 その人たちに向かって空き缶を捨ててはいけません。

”捨てる”と言えばこういうのもあります。
信じられないと思いますが、家庭のごみを川や谷に向かって捨てる人がいると言うことです。
今では絶滅危惧種に等しいと思いますが、私が子供の頃は当たり前でした。
生ごみ、プラスチック、雑紙など。当たり前に近所の崖や橋から捨てていました。
産業廃棄物ですら捨てていました。古くなったテレビ、ラジオ、自転車など。
祖谷はほとんどの場所が断崖絶壁。川まではどこも数10m以上の高さです。放り投げるだけで視界からは消えてくれます。大変便利です。今思うと心が痛みます。

昔と言えば、こういうのもあります。 私が子供の頃は ”山手側一列通行” でした。
先ほど述べたように祖谷はどこも断崖絶壁。 更に昔はガードレールもありません。 川手側を歩いていて、何かの拍子に落ちでもしたら命取りです。

”落ちる”と言えば、こんなのも見つけました。 ”転落注意” の看板です。 祖谷在住の私でもビックリ!
ガードレールがなかった時代。 その代わりがこの標識だったのでしょうか。

危険と言えばこれも。 ”熊出没注意” です。
祖谷は高知県との境界に位置します。この看板はそこに高知県が立てたものです。
熊は四国では絶滅危惧種。懸命に個体数の確認と保護が行われています。先日2024年度調査結果が報告され、祖谷周辺を中心に少なくとも26頭の熊が確認されたそうです。

これは戸外ではありませんが、動物つながりでついでに。
”マムシを見つけたら殺処分せよ” と書いています。
”できれば” とは添えていますが、相手はマムシ。 都会の人が見たら卒倒することでしょう。
ちなみに、祖谷ではマムシのことを”ハメ”と呼びます。
以上、おもしろ看板を紹介してみました。
祖谷にお越しの際は、”ウォーリーを探せ!” の要領で是非看板にも注意を払ってみてください。
※カーブが多い祖谷では ”警笛ならせ” という標識もあちこちにありました。これも載せたかったのですが見つからず。どなたら見つけた人がいたら連絡ください。
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