一か月ほど前のことでしょうか? 見慣れぬ鳥が家の前の電話線に止まっていました。 羽の白い斑点がありました。この斑点を目印に検索したところ”ジョウビタキ”であることが分かりました。鳴き声がネットのものと同じでした。
ネットによれば、ジョウビタキは渡り鳥で、渡って来た当初は縄張りを主張するために、あっちこっちでよく鳴くとのこと。
そうだったのか。遠路はるばる祖谷、と言うか私の家の前まで足を運んでくれ、「来たよ~」って教えてくれているんだな?と嬉しくなります。
さて、この電話線、実は様々な野鳥が利用します。本ブログで時々紹介しているヤマガラは当然ですし、春にはキセキレイやウグイスも鳴きます。シジュウカラも時々姿を見せます。
夏にはツバメの飛行訓練もありました。まだ巣立ったばかりなのでしょうか?この電話線を利用して飛行訓練を行っていたようです。
左上が母鳥でしょうか? 「さぁ、飛びなさい。こうやって飛ぶのよ」と見せています。
しかし下の電話線上の2羽(子供?)は飛びません。業を煮やして右上の父鳥(?)に捨て台詞を投げて去って行きます。「あ~たねぇ~、あんたもやりなさいよ。私はもう知らないからね」。
「やれやれ、面倒臭いな~」。母鳥がいなくなった後、父鳥も仕方なく子供たちを促します。「ほれほれ、こうだよ」。
しかしすぐに止めます。「こんなのは飛ぶまで気長に待つのがいいんだよなぁ。そもそもこっちも疲れれるし」と言うようなことでもつぶやいているのでしょうか?
鳥だけではありません。昆虫も利用します。冒頭の写真がそれです。これは赤トンボでしょうか。ツバメの飛行訓練が終わった頃、赤トンボがたくさん飛び始めました。そして時々電話線の上でこうして一休みしています。
と言うことでこの電話線、いろんな出会いが楽します。
一般に、このような人工物は邪魔な存在で、実際この電話線も私の好きな窓からの風景を邪魔する形で存在します。
でもこの電話線だけは許せます。
コメント