対向車に注意して走ってはいけない???

電光表示板 祖谷の観光

私が車の免許を取った頃、四国にはまだ高速道路がありませんでした。なので当然のことながら、高速教習というものも四国だけありませんでした。

にも拘わらず、免許取得後、初めて車を運転したのは高速道路でした。友人が運転を代わってくれと突然言い出し、「高速は運転したことがない」とも言えず、「いいよ」と平然を装ってOKしました。

BGMにはユーミンの中央フリーウェイ。初めて走ったその高速も中央フリーウェイ。調布基地を横目に隣でご機嫌の友達。ユーミンの曲を口ずさむ。それを尻目に私は心臓バクバク、「どうなっても知らないぞ」的な気持ちでハンドルを握ってました。

似たような話で、祖谷には交通信号機もありません。幸い祖谷には教習所もないので、信号機を経験せず免許をもらった訳ではありません。町の教習所でちゃんと信号機を通る路上教習も受けています。

でも面白いので、友達にはことさら大げさに伝えます。「祖谷には信号機がない」、「信号機を初めて見たのは高校生の時」。

すると、ある時、祖谷に遊びに来てくれた友達が言いました。「祖谷にも信号機あるじゃん!」。

ん? そんなはずは?

が、友達の指摘で気づきました。

祖谷の観光/祖谷の移動/交通表示板

祖谷では拡張工事が懸命に行われ、道もだいぶん広くなりました。が、まだまだ狭い道も残っています。そういう場所には写真のような信号機がついています。

さもないと対向車に出会った時に観光客は大変です。曲がりくねった狭い道を長い距離バックするはめになります。心臓バクバクになります。

ということで、祖谷に車で観光に来られた時は、「対向車注意」の表示板に注意してください。

そして「対向車注意」の文字が点滅していたらその場所で待機しましょう。すると対向車が通り過ぎてサインが消えます。その後、堂々と通行してください。細い区間に先に入った方が優先なんです。

それにしても「対向車注意」という中途半端な表現もどういうものか。私も当初は注意しながら侵入していました。対向車に注意して。

しかしこの表示は「入ってはいけません」と言う意味だったようです。ガイド仲間のタクシーの運転手が教えてくれました。

「止まれ」とか「止まって待て」とか、もう少しはっきりとした表現がよいように思いますが、色々事情があるのでしょう。

皆さんも言葉の意味を間違えないように注意してください。

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